木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2018/07/03(火) 10:30 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 123 絵はスピリチュアル5 | 83 |
2018年7月3日
おはようございます。木村タカヒロです。
いつのまにか続きものになっていた
「絵はスピリチユアル」、
なんだか違う話になってきたので、
今日でおわりにします。
デートに1時間も遅れ、
反省もせず笑顔の彼女に対して、
なぜ男は憤るのでしょうか。
それは男の思考が生み出す
「こうあるべき」という観念です。
・デートの時間は厳守すべき
・遅れるなら連絡すべき
・LINEはチェックすべき
こういった常識的な観念は、
皆が同じように持っていれば、
うまいこと機能して
物事が円滑に運ぶようになりますが、
今回の彼女のように、
いつも目の前の事象に反応しながら
「いまこの瞬間」を生きる人は
非常識とみなされ、
周りが迷惑を被ることになります。
一般常識だけならまだしも、
ここに「俺」という自我が加味され、
怒りはさらに増大します。
・俺とのデートに遅れるとは
・俺を待たせやがって
・俺のLINEを無視するとは
俯瞰して眺めてみれば、
「待つ」という行為なんて、
ただの時間の経過に過ぎません。
彼女に会いたい
↓
時間が経過
↓
彼女現る
↓
嬉しい
ただこれだけのことなのに、
思考が爆発し、自我が大騒ぎすることによって
収集がつかなくなる。
絵を描くときも、ほとんど同じです。
上手に描くべき
ソックリに描くべき
自分らしく描きたい
自由に描きたい
などなど、
次から次へと思考が生成される。
だから、目と手を使って「描く」という
行為に集中して、思考を停止させるんです。
ところで、なぜ、
思考を停止させる必要があるかというと、
自我まみれの思考に埋没していると、
目の前に在る「美」を見逃す可能性があるからです。
思考停止状態で、描く対象を眺めていると、
ちょこ、ちょこ、と「美」が現れてきます。
そして、それを紙にただ記録すると、
またちょこっと、「美」が生まれてきます。
それが、いつも快画塾で伝えている
「快=無」
ということです。
思考や自我にまみれていると、
絶対に美は発見できません(断言!)。
彼女は待ち合わせに遅れてきましたが、
もしかしたら、「俺ワールド」に浸って
プンプンしている俺様の目の前で、
史上最高に美しい笑顔が
展開されているかもしれないのに、
俺様はそれを享受できません。
あ〜もったいない。
精神世界とは、どこか違う場所にある
見えない世界のことではなく、
実はすでに目の前に存在していて、
それを認識するかしないかは自分次第、
ということなのかもしれません。
結局まとまりませんでしたが、このへんで。
また思いついたら書きます。
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■木村セレクト今日の一曲☆
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『夜明けのスキャット』由紀さおり
https://youtu.be/N5yyslqqhPE
美しい!たまらん。
良い一日を!
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