木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2018/09/18(火) 09:40 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 200 ハイポテンシャルな若者たち | 92 |
2018年9月18日
おはようございます。木村タカヒロです。
昨日はムサビで2回目の授業でした。
コラージュの課題作品を
一人ずつ前に出て発表してもらったのですが、
いやいや、想像を超える出来栄えでした。
課題発表のときに僕は、
平面作品にこだわらなくてOKと伝えました。
たとえば
作品の端にヒモが垂れ下がっていて、
それを辿っていくと、廊下、階段と繋がり、
校舎の外に出てみると、ヒモの終点は
巨大なオブジェだった。
とかね。
オーディエンス(クラスメイト)が見て
楽しくなるような作品を期待しました。
ただ、先週の聴講の様子を見るにつけ、
居眠りをしたり、ぼうっとしたりと、
あまり熱心とはいえない雰囲気だったので
少なからず不安もあったのですが、
いやあ、杞憂でしたね。
のっけから、大きな毛布を床に広げる学生。
毛布には人物画やキャンディーが縫い付けてある。
「私は優しさに飢えている。
部屋でこの毛布に巻かれて癒されたい」
とか。
あとは、
インスタに投稿している楽しい日常の写真。
それらをプリントして一枚ずつ丸めて花に見立てる。
さらに束ねて綺麗なグリーンのガラス瓶に差す。
私は部屋でその花瓶を眺めている。
という説明のあと、その学生はおもむろに
スマホに内臓されているライトをその花瓶当てた。
すると、花瓶の後ろに置かれた白いボードに、
花束の影が映し出された。
そのシルエットは、
口を大きく開けて泣く女性の横顔……。
「日常の楽しさと、
日常が過ぎ去っていく悲しさを表現した」
とか。
驚きましたね。
なんかもう、
創造の基盤が違うような気がする。
将来が不安とか言っていたけど、
こんな発想ができるのだから、
大丈夫じゃないかな。
というか、
こんな発想ができる子たちが
ちゃんと活躍できるように、
学校や大人は
道をつくってあげないとなあ。
なんて思いました。
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■木村セレクト今日の一曲☆
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『Somebody To Love』Queen
https://youtu.be/kijpcUv-b8M
いつ聴いてもいい!
良い一日を!
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