木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2018/10/06(土) 09:30 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 218 代打木村37才(2002/10/25) | 96 |
2018年10月6日
おはようございます。木村タカヒロです。
今日も広島なので代打です。
2002年のメルマガ(キムウィルス)から。
2002年10月25日
おはようこんにちはこんばんは。
栗たべてますか、木村です。
お陰さまで展覧会、怪我流血もなく
無事終了いたしました。
御来場いただいた皆様、
誠にありがとうございました。
僕が初個展を
ピンポイントギャラリーでやらせて
いただいたのは昭和64年1月で、
ちょうど昭和天皇崩御の翌日が
搬入日でした。
「やっぱ感慨深いよね〜」なんて
言いながらギャラリーに向ったのを
憶えています。
その個展では、
小さなギャラリーの壁一面を
自分の絵で埋めつくし、
その絵たちに囲まれて過ごすことの
至福を初めて味わいました。
あれから14年経ち、
今もこうやって顔面を描いていて、
お客さんの居ないギャラリーで
ぼんやりその顔面たちを眺めていると、
14年前の作品一つ一つが甦り、
オーバーラップしてきました。
さすがにあの頃の屈託のない
自己満足感というのはもうありませんが、
なんとなく居心地がよかったです。
でも、お客さんの中には
居心地の悪い人もいたみたいで、
10才の男の子は、
お母さんが絵を見ているあいだずっと
「こわいよ〜こわいよ〜はやく帰ろうよ〜」
とベソかいていました。
「目まいがする」とか
「歪んで見えるのは私の目の異常?」
なんて心配されてる方もいました。
初個展ではお客さんの反応が
いちいち気になり、というか参考になり、
今後の作品制作に反映させよう、
なんていう健気さがあったのですが、
今となっては、ひとごとのように
面白がっていたりします。
絵が完成し、
ああやって並べられてしまうと、
僕と作品のあいだにも温度差が生じ、
他人事のような気がしてしまうんですね。
しかしふと我にかえると、
その時々の顔面画っていうのは、
いわば自分自身の自画像かもしれなくて、
それをそのまんま人様にお見せするなんて、
ああ、なんてこっぱずかしいこと
やってんだろな、と思ったりもします。
恥ずかしいといえば、一年ぶりに
ライブペインティングもやりました。
絵が出来上がるまでの過程を
見てもらおうってんだから、
恥ずかしいです。
お客さんの前で、
迷ったり、行き詰まったり、
へたくそになったりして
慌てふためくんですからね。
いい顔面ができるかできないかは、
やってみなければわからないのですが、
僕がライブをやる際に
気をつけていることは、
体裁を整えない、気持ちに正直に描く、
ということです。
今回のライブでは、
素直に慌てふためくことができました。
よしよし。
顔面の恥は描き捨てってことでね。
顔破貴顔斬りにご注文いただいた方の
顔面様を見ていたら、
創作意欲がふつふつとわいてきました。
はやく破りたいです。
じゃ、今日はこのへんで。
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■木村セレクト今日の一曲☆
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『春の予感』尾崎亜美
https://youtu.be/BtuEsLNx2EA
南沙織も歌ってた。
良い週末を!
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