木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2018/10/11(木) 10:40 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 223 自信という猛毒 | 97 |
2018年10月11日
おはようございます。木村タカヒロです。
今日は気さくなあんちゃん風(一人称:俺)
でいきます。
教室メンバーと個人セッションしてるとね、
よく「自信」の話になるんだ。
「自分の絵に自信がない」とか、
「もっと自信をつけたい」とかね。
そんなとき俺はいつも言う。
「自信」という概念を捨てるようにって。
なぜ自信をつけたいんだろう?
きっと、自信がつけば安心できるんだろうな。
うん、わかる。
でもさ、
自信がつけば安心できるってことは、
自信がなくなると、すぐにまた
不安になってしまうんだよな?
どうやったら自信がつくんだろう?
自分の満足度?
人からの評価?
人からの評価だとしたら、
評価される→自信ついた→安心
評価されない→自信喪失→不安
ということになるね。
これって、バカバカしくないか?
人の評価なんて、気まぐれだぞ。
評価基準だってバラバラだ。
なんの信ぴょう性もない。
そんなものを真に受けて
安心したり不安になったり。
あーバカバカしい。
とか言いながら、
恥ずかしながら告白すると、
ほんの数年前まで俺は
自信というものに翻弄され続けていた。
自信のあるなしに翻弄されるのが、
いかに時間の無駄であるかを
俺は自分の体験によってわかった。
だから今、そんなのバカバカしい、
と言いたいのだ。
俺はよく人と話すなかで、
「自分が生み出す作品には自信がある。
でもそれをわかってもらえる自信がない」
と語っていた。
俺自身が30年近く「自信」という呪縛に
囚われて右往左往してきたもんだから、
これがいかにしつこく、人の気力を
根こそぎ奪うほどの猛毒さを持っているかを
よく知っている。
だから、
「自信なんてくだらない。なくていい」
という俺の言葉が伝わりにくいのもよくわかる。
もどかしいが仕方がない。
でもしつこく言いたいんだ。
自信に囚われるのは本当に無意味。
時間の無駄。
自信とはーーー
「自分の価値・能力を信ずること。
自己を信頼する心」とある。
これがダメなんだ。
信じようとするから裏切られる。
信頼する心はすぐに猜疑心に変わる。
自分の価値や能力なんて、
信じなくたって最初から持ってるんだ。
(本当は価値も能力も要らないけどね)
あと、もともと曖昧で心もとない
「自己」を信じたところで、すぐに
「こんな自己を信じるんじゃなかった」
と落胆するするからね。
やめたほうがいい。
むかし武田鉄矢が作った「贈る言葉」
という歌の歌詞にこんなのがある。
「信じられぬと嘆くよりも、
人を信じて傷つくほうがいい」
嘆いちゃダメなんだなあ。
信じられなくていいんだよ。
そして、傷ついちゃダメ!
信じるから、裏切られるし傷つくんだ。
いや、べつに信じてもいいんだけどね。
でも、信じてたその人が豹変したら?
かげで自分の悪口を言っていたら?
じつは凶悪犯の前科者だったら?
それでも信じる?
それとも「裏切られた」と傷つく?
自信だって、持ってもいいんだよ。
目標を達成したら自信になるだろうし、
人から褒められたら嬉しいしね。
ただ、そこに執着しないことが大事。
「やったーうれしー!」
それでおしまいにする。
うっかり信じてしまった人が豹変しても、
「あっそ」でおしまいにする。
要するに何が言いたいのかというと、
自信があるとかないとかで
手が止まってしまうのは非常にもったいない。
嘘でもいいから
「やべえ、おもろい!」と叫びつつ、
ひたすら手を動かすのが良い!
と、言いたかったんだ。
やってみよう!
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■木村セレクト今日の一曲☆
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『酔って候』柳ジョージ
https://youtu.be/JGXf1DlLUQc
かっこいい!声がいい!
良い一日を!
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