木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2018/03/27(火) 10:30 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 25 もしかして、作画=作文? | 49 |
2018年3月27日
おはようございます。木村タカヒロです。
昨日の日記ですが、配信後に読み返してみたら、
同じことを繰り返している箇所がありました。
なんでこんなことになったのか?
きっと、そこかしこで文のコピー&ペーストを繰り返しながら
収まりのいい場所を探しているあいだに
消し忘れていたのでしょう。
そういえば、絵を描いているときも、
「此処にこの色はおかしい、あとで消そう」と思いつつ、
ほかの箇所を塗っているうちに
消すのを忘れてしまうことがあります。
小説家のヒキタクニオさんは、
イラストレーターから小説家に転身し、
僕のイラストを装画に使ってくれるようになりました。
当時、編集者をまじえてよく一緒に飲んだのですが、
そのときにヒキタさんは、
「木村くんも小説書きなよ。絵を描くのと一緒だよ。
全体の構成を考えたり、ディテールにこだわったり、
色を組み合わせたり、みたいな」
なんて仰っていましたが、
僕は、一緒なわけないじゃん!と思い、
「いやいやナイナイ」と否定していました。
でも最近、作画(画を作る)と作文(文を作る)は
ちょっと似ているのかもしれない、
と思うようになりました。
もちろん、
小説など一生かかっても書けるはずありませんが、
文章を「書く」のではなく、
「作る」という感覚でやれば、
絵との共通点はけっこうあるんじゃないかと。
色の組合せで出来ているのが絵であるならば、
文章の場合は単語の組合せというこになり、
配色をする要領で単語を並べていけば、
文章は出来上がるはず。
ただ、そうは言っても、
ある程度は色(絵具)の種類を知らなければ
配色が難しいように、
語彙が乏しいと
拙い文章になってしまいそうなので、
やはりクォリティを上げていくには、
相応の努力が不可欠だとは思いますが。
いまの僕は、
誰でも3時間で絵が描けるようになる
「快画」みたいな型破りな戦法が、もしかしたら
作文でも見つかるかもしれないという興味もあり、
切ったり貼ったり上下を入れ替えてみたりと、
実験を繰り返しています。
あ、切る、貼る、剥がすという実験は、
コラージュとも似てる。
そんな試行錯誤の実験は楽しいのですが、
こねくりまわしているうちに訳がわからなくなり、
また、そもそもこねくりまわすほどの技量もなく、
結局いつもガタガタになってしまいます。
やっぱり絵よりも難しいですね、作文は。
椿ムスメのコラージュの模写をしてみた。
それでは今日も良い一日を!
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