木村タカヒロ日記 バックナンバー

2019年2月28日

 

こんにちは。木村タカヒロです。 

 

今日も代打ですヨロシク！

 

 

No.34/Aug19/2000/at Space62

 

夏まっさかりだね。ビールがうまいね。
スペース62での久々ライブは
Uoo Mooのみなさんと。

6月にやった時がすんごいよかったので、
あの感動をもう一度！
なんて願いを込めての再共演なんだけども、
実はとても心配で、何が心配かっていうと、
感動ってのは狙って訪れるもんじゃないからね、
来るぞぉ来るぞぉ、
なんて気持ちばっかり先走っちゃって、
こっちが「待ち」の態勢に入っちゃうと、
待ってる以上のモンがやってこないと
満足できないんだね、いやだね、心配だね。

とっころがウームーさんたち、
見事に筆くんを操ってくれたんだ。

出だしは派手なリズムで
太筆くんを自由に泳がせイイ～気持ち。

おっとっと、
このまんまだと太筆太郎の
恍惚ナルちゃんパフォーマンスで
終っちゃうよお、だれか止めて～。

いいや、このイカせまくり音楽が続く限り、
やめられないよとめられないよしょうがないよゆるしてよぉ。

という具合にですね、
このままバサバサクネクネやっていくと、
気持ちはいいけど、結果はよくないだろうな、
でも音に逆らうのはもっとよくないな、
なんてどこかでやや冷静に分析したその瞬間、
「は～い、太筆くんはそこまで。
細筆ちゃん出番ですよ～」
なんて音にガラッと変ったよ。

細筆花子は太郎の筆跡をつぶさに辿りながら、
良いところはそのまま残し、
中途半端な箇所にはちょいちょいと細い線を入れ、
顔面をグッと締めてゆく。花子、偉い。

いや～ん、花子だって気持ちよくなりたい～ん。
むむむ、これ以上この音が続くと花子は暴れるぞ。
細筆ちょいちょいが暴走すると、
収拾つかなくなるぞう。

でもいいのいいの。気持ちいいからいいの。
なんて段階になると、「よし太筆くん、
もういっちょうバッサとやってこい」って
音にちゃんと変るんだ！すっごいなー。

まったく音の通りに描いた。気持ちよかった。
でもそれは描いていて気持ちいいというよりは、
筆の動きを眺めて気持ちいいという感じ。

自分のような自分じゃないような。
不思議で濃い80分間であった。
傑作誕生。

 

 

 

良い一日を！

 

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