木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2019/03/01(金) 10:00 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 364 代打木村35歳(2000)ライブ日記 | 113 |
2019年3月1日
おはようございます。木村タカヒロです。
今日も代打ライブ日記!
No.35/Oct25/2000/at Nogawa Park
「野外でやったら気持ちいいだろうね」
初回に続き、2度目のライブもうまくいった
ウームーさんたちと盛り上がった。
オーディエンスなしの、自分たちが楽しむライブ。
その制作過程を映画監督の相原さんが撮影し、
絵と映像の二つの作品が誕生する。
思いっきり自己満足の世界を満喫しちゃいましょう。
場所は三鷹にある野川公園内の森。
期待するとうまくいかない。
だからいつもライブの前は「期待しないように」
「平常心で」と、まずは気持ちを落ち着かせるのだが、
今回は違った。
ウームーとの共演で失敗なんてあり得ない
という安心感があったので、
どんどん膨らむ期待を押さえることはしなかった。
どんな状況でもウームーとなら交われると確信していた。
当日は、朝から雨模様で予報も終日雨。
ほぼ中止と決定したが、
とりあえず集まろうということになり、
車で現地に向かった。
ところが、昼頃から雨は上がり、
時折晴れ間ものぞくようになった。
「こりゃできますね。やりましょう!」
という相原さんのかけ声で、
一度切れかけた気持ちを切り替え、気合いを入れる。
いつものように演奏のリハは聴かず、
森の中を歩き回ったり瞑想してみたり。
セッティングが完了し、いよいよスタート。
10月とはいえ、木々の葉が青く目に眩しい。
ウームーの音、森の空気を背中から、
脳天から浴びながら静かに描き進める。
ん?進まない。すぐに 筆が止まる。
音に乗れない。なぜ?
でも心配はしていなかった。
音と空気とそこにいる人間の波動が交わる瞬間。
その瞬間が訪れるまで、無理はしない。
こちらから強引に交わろうとはしない。
頭で考えない。
筆が止まってしまったら、
そのまま放っておいて、
自然に動き出すのを待てばいいんだ。
しかし、なかなかその瞬間は訪れない。
音に合わせて体を揺すってみた。天を仰いでみた。
するとようやく、ぴょんっと音に乗れて、
ガーッと、縦横無尽に筆が泳ぎだした。
「ようし、出て来い出て来い!」
気分が最高潮に達したところで前半終了。
「こりゃいけるかもしれない」
休憩をはさみ、後半のスタートだ。
ところが、やっぱりだめ。
ギクシャクしてる。焦ってくる。
ウームーさんたちの焦りも伝わってくる。
「あれれ、こんなはずじゃなかったのに」。
それでもなんとか筆を動かし、
だんだん顔になってきた。
すると、突然猛烈な吐き気とめまい襲われた。
重たい空気がベトッと身体にまとわりつく。
「早く終りたい。もうやだ。逃げたい」
異様な雰囲気。
終了と同時にへたりこんでしまった。
「大丈夫?顔がまっ白だよ」
心配してくれるみなさん。
森にやられました。
森はコワイです。
修行して出直します。
今回の顔、僕は好きです。
動画もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=YL6hdj-xHiY
良い一日を!
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