木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2019/03/14(木) 12:40 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 377 土俵の話 | 114 |
2019年3月14日
こんにちは。木村タカヒロです。
昨日は「土俵を変えようとしている」
について書きましたが、たとえば、
もし同じ土俵に踏みとどまっていたら、
一体どうなるのか。
数年前の話です。
あるとき、某大手出版社が発行する
女性誌の編集者から仕事依頼の
メールが入りました。
僕は10年以上前にその雑誌と
何度も仕事をしたことがあったので、
今も続いているのかという驚きと
懐かしさが沸き起こり、嬉々として
依頼を受け、打ち合わせのために、
久しぶりに出版社を訪れました。
当然、当時の編集者は残っておらず、
出てきた担当編集者は、若い女性でした。
一通り仕事の話が終わってから、
僕は彼女に感慨を語りました。
「いやあ懐かしい。あの頃は貴誌で
よくお仕事したもんです」
すると彼女は
「え、そうなんですか?」と驚きました。
僕が「え?そうだけど……。
ところで、なぜ今回、
僕の絵を使おうと思ったんですか?」
と聞き返すと、
「あ、最近描いてもらう人が
偏ってきたんで、たまには新人さんに
頼んでみようかなーと思って」
と笑顔で答えました。
「あっはっはっは!そうなんだー」
僕は高笑いし、続けて
「こりゃ随分と老け顔の新人さんだなあ」と
頭を掻いた。
「そんなそんなー、
木村さん、見た目お若いですよ〜」
と彼女。
「そこか!」(←心の声)
と僕。
同じ土俵で戦うとはつまり
こういうことなんですね。
過去に自分が上がっていた土俵は、
すでに自分以外の人が戦う場所に
なっている。
降りてしまった(というか降ろされた)
土俵の周りをうろちょろしてると、
土俵上からは、
なんとなく視界に入るもんだから、
「ちょっと、参戦してみない?」
と声がかかる。
で、上がってみて、
「ああ、もう自分が戦う場所じゃないな」
と気づくんですね。
そうなんだよーわかるわかる。
という僕と同世代の同業者、
多いんじゃないかな。
じゃあどうしたらいいか。
土俵を変えるしかありません。
いや、もう国技館から出なきゃダメです。
土俵が収まっている建物から出るのです。
つまり、市場を変えるんです。
そんなことを、考えてます。
良い一日を!
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について書きましたが、たとえば、
もし同じ土俵に踏みとどまっていたら、
一体どうなるのか。
数年前の話です。
あるとき、某大手出版社が発行する
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メールが入りました。
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何度も仕事をしたことがあったので、
今も続いているのかという驚きと
懐かしさが沸き起こり、嬉々として
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一通り仕事の話が終わってから、
僕は彼女に感慨を語りました。
「いやあ懐かしい。あの頃は貴誌で
よくお仕事したもんです」
すると彼女は
「え、そうなんですか?」と驚きました。
僕が「え?そうだけど……。
ところで、なぜ今回、
僕の絵を使おうと思ったんですか?」
と聞き返すと、
「あ、最近描いてもらう人が
偏ってきたんで、たまには新人さんに
頼んでみようかなーと思って」
と笑顔で答えました。
「あっはっはっは!そうなんだー」
僕は高笑いし、続けて
「こりゃ随分と老け顔の新人さんだなあ」と
頭を掻いた。
「そんなそんなー、
木村さん、見た目お若いですよ〜」
と彼女。
「そこか!」(←心の声)
と僕。
同じ土俵で戦うとはつまり
こういうことなんですね。
過去に自分が上がっていた土俵は、
すでに自分以外の人が戦う場所に
なっている。
降りてしまった(というか降ろされた)
土俵の周りをうろちょろしてると、
土俵上からは、
なんとなく視界に入るもんだから、
「ちょっと、参戦してみない?」
と声がかかる。
で、上がってみて、
「ああ、もう自分が戦う場所じゃないな」
と気づくんですね。
そうなんだよーわかるわかる。
という僕と同世代の同業者、
多いんじゃないかな。
じゃあどうしたらいいか。
土俵を変えるしかありません。
いや、もう国技館から出なきゃダメです。
土俵が収まっている建物から出るのです。
つまり、市場を変えるんです。
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