木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2018/04/11(水) 09:30 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 40 ビートたけし「人間の真価」 | 78 |
2018年4月11日
おはようございます。木村タカヒロです。
ビートたけしさん(会ったことある人は
著名人でも”さん”付け=マイルール)が
独立のことでニュースになっているので、
今日はたけしさんのことを書こう。
高校生の頃から僕は、
シリアスなたけしさんが好きだった。
漫才で頭角を現した頃(30年以上前)は、
テレビ以外の、ラジオや著書のなかで見せる、
毒舌ではない、シリアスなビートたけしは、
まだ一般的にはあまり知られていなかったと思う。
高校の友人に、熱烈なたけしファンの男がいて、
彼はラジオ番組「たけしのオールナイトニッポン」を
毎週カセットテープに録音していた。
そのテープを借りて聴いていると、
たまにたけしさんが人生訓を語る回があって、
僕はそれがけっこう好きだった。
これは、本で読んだのかラジオで聴いたのか、
正確には覚えていないが、人間の真価について、
たけしさんはこのようなことを語っていた。
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川で人が溺れているのを発見したとする。
その人は激流に飲まれながら、
こっちに向かって助けを求めている。
周りには自分の他に誰もいない。
飛び込めば、自分も助からない可能性が高い。
このまま見捨てても、誰に咎められることもない。
果たして自分は飛び込むことができるのか。
そんなことをいつも考えている。
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これを読んだとき、
そういうところに人間の真価を定めていることが、
とてもカッコイイと思った。
結果的に、おじけづいて見殺しにしたとしても、
そういう自分を恥じてダメな奴だと落ち込む
資質そのものがいいな、と思った。
そういえば、スティーブジョブズが亡くなったとき、
乙川弘文という日本人僧侶がジョブズに禅を教えたと知り、
ウィキペディアで調べてみると、略歴のところに、
「2002年7月26日、スイスにおいて、
5歳の次女を助けようとして溺死した。」
と書いてあった。
これを読んだとき、たけしさんはきっと、
こういう人に憧れているんだろうな、と思った。
2014年、ひょんなキッカケから、
たけしさんとお会いする機会が到来。
その話はまたこんど、ね。
良い一日を!
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