木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2020/01/23(木) 14:00 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 691 好きなものは好きと | 136 |
2020年1月23日
こんにちは。木村タカヒロです。
昨日の過去日記についてちょっと解説。
金田伊功さんの手紙に感動したと
ありましたが、当時僕は失礼ながら
金田さんのことを存じ上げず、
トークイベントで父と握手した際に、
周囲から「お〜歴史的瞬間」と
どよめきが起こりましたが
その理由もわからず、
あとでネットで調べてカリスマ的な
人気アニメーターであることを知りました。
あまり知られていないかもしれませんが、
父は東映をやめた後にスタジオを設立し、
数多くのアニメーターを輩出しました。
元スタジオスタッフの人から
「木村さんは教えるのがうまかった」
という話を聞いたことがあります。
インタビュー記事で本人は
「教わり上手だった」と語っていましたが、
たぶん教えるのも一緒だったんだと思います。
先輩が描いてる後ろに立って、
大声を出して感心しまくる。
気をよくした先輩はもっと教えたくなる。
スタッフが描いた絵の良いところを
見つけて感心しまくる。
気をよくしてさらに頑張り上達する。
べつに相手の気を良くするためではなく、
本当に感心していたのだと思います。
父のスタジオ出身のアニメーターのなかで、
父に絵を教わったと公言する人は少なく、
たまに父はぼそっとこんなことを言ってました。
「教えたって上手くなりゃすぐに辞めていく。
みんな自分一人で上手くなったと思ってる。
そういうもんだよ」
うん、たしかにそういものだ。
上手くなれば更に条件のよいところへ行くだろうし、
教わったことを公言する必要もない。
金田さんはスタッフではなく、
父のファンという立場だったけれど、
売れっ子アニメーターでありながら、
いちファンとして父のトークショーに
来場くださり、
ご本人の意思で手紙を書き、
HP経由で気持ちを伝えてくれました。
父はとても喜んでいましたし、
僕も感動しました。
父を褒めてくれたことよりも、
出会いに感謝する心、
好きな気持ちを伝える素直さが
素敵だと思いました。
僕が父のことを日記に書くのは
まあ、代打に好都合というのが
主な理由ではありますが、
父や金田さんのように
好きなものは好きと言えるように
なれたらなあという思いも
少なからずあったりします。
では良い一日を!
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