木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2020/01/28(火) 15:00 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 696 近頃の若者 | 135 |
2020年1月28日
こんにちは。木村タカヒロです。
父のことはまたいつか
気が向いたら書くことにしよう。
今日は近頃の若者について。
先日銀座で知人と会食の約束があり
待ち合わせまで間があったので
時間潰しに喫茶店に入って
コーヒーを飲んでいると
若い男性二人がやってきて
隣の席に座りワーワー大声で会話をしだし
さらにスマホのスピーカホンで
「今日カラオケでもいきますか」なんて
騒がしく電話まではじめたので
チャラチャラした若者は鬱陶しい
うるさいからすぐに店を出ようとすると
もう一人リュックを背負った若者が
やってきて二人の正面に座り
「ようお待たせ」と軽いノリで挨拶
二人は恐縮した面持ちで立ち上がり
「お忙しいところすみません」と
頭を下げたので一体これはどんな
集まりなのだろうと少し興味がわいたので
そのまま彼らの会話を聞いてみようと
読書するフリして耳をそばだてていると
どうやら後から来た彼は
二人のうちの片方の大学の先輩であり
今日は友人を誘って
先輩の話を聞きにきたようで
何かいかがわしい商談でも始まるのかと
ますます聞き耳を立てていると
「なぜ起業しようと思ったんですか?」
と後輩が切り出しすぐさま先輩は
「なんで起業したかというとお金がほしいから
そのお金は人のために使いたい」と語り
続けて
「お金持ちにならないと人を救えない
ずっとそう思ってたんだ
子供の頃お小遣いが500円だったのだけど
すぐにコンビニに行って募金箱に入れてた」
「ほ〜」感心する後輩たちに向かって
「君たちは起業して何をしたいの?」と聞くと
「まだ特に決まっていないので、
とりあえず会社を立ち上げて
やりながら考えようと思います」
すると間髪入れずに先輩は
「それじゃ絶対成功できないよ
目標を決めないと無理」
続けて
「あと金儲けだけが目的だと
絶対うまくいかないよ
人のためにやらないとダメ
経営者の人はみんなそう言ってる」
「はあ」と返事をしながら後輩が聞く
「どうやって経営者の人と
知り合うんですか?」
先輩「経営者の交流会によく参加してる
ツイッターでDMを送って知り合い
情報を得ている」
後輩「お忙しそうですね
睡眠時間はどのくらいですか」
先輩「毎日2〜3時間くらいかな
やりたいことをやっているので
ぜんぜん苦しくないよ」
後輩「すげえ……」
先輩「そもそも君はなんで起業したいの」
後輩「父が経営していた会社が
昨年倒産したんです
父はいま54歳なんですけど
僕が会社を引き継いで父を救いたいんです」
先輩「それはがんばらないとね
応援するからわからないことがあれば
いつでも聞いて」
近頃の若者の清らかな精神に
心打たれまくりのひとときでした。
では良い一日を!
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