木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2020/02/09(日) 11:30 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 708 善と悪について 5 | 136 |
2020年1月8日
こんにちは。木村タカヒロです。
なんだか堅苦しい内容になってきましたが
ごもっとも!なので続けます。
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今、どこの文明社会にも
広く行き渡っている考え方であるが、
他人の感情や好き嫌いに干渉すべきではない
という風潮がある。
これが少々極端になって、
子供にも何をすべきか教えてはならない
という信条が広まっている。
何が善いか悪いかを
子供たちに教えてはならないし、
善を行い悪を避けるように
導くのもいけないというのだ。
この考え方はどこからきているかというと、
自由に成長させよ、という無干渉の原則を
定めた教育心理学の考えから発している。
しかし、この自由という意味を広げすぎて、
人生における正しい成長と発達の基本原理
までも覆い隠そうとしてしまうのは
不幸なことである。
自分の行為が今、あるいは未来に
自分自身を傷つけるということを知らずに
間違ったことをしている人がいれば、
そのことがよくわかっている周囲の人は、
愛と親切と同情で教えてやらなくてはならない。
子供が燃えている石炭を見て、
赤い奇麗なおもちゃと間違えて
手に取ろうとするならば、
親としては、その子がむずかろうとも、
火遊びはいけませんよ、
とやめさせるのが正しい行動である。
このような無干渉の自由を認めるのは
ばかげているし、
人間の発達にとって危険である。
間違った自由は、
若い世代の人たちの発達を阻害する。
それは、純真ではあっても
人生の英知と経験に乏しい無知な青少年が
成長するのを妨げてしまう。
若い人に忠告を与えるのは、
古い世代の人の責任である。
たとえ若い人が腹を立てて、
言われたとおりにやらないとしても、
年長者としては注意するのが
正しい行為である。
年長者の忠告に逆らうと
どういう結果になるか、
若い人もいずれ気がつくだろう。
しかし、年長者がまったく何も言わず、
子供がひとりで自分の間違いに気がつくまで
放置しておくというのでは、
子供に無駄な時間を過ごさせることになり、
かえって残酷な仕打ちを
子供にしていることになる。
子供の人生にとって何が悪いか、
あるいは何が有益か、
ということを知っていながら
黙っている大人は、
子供を正しい道に進ませる援助を
怠っていることになる。
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【木村感想】
なんでもかんでも自由にしてしまったら
自由の価値も有り難みもわからなくなるから
やっぱりルールはあったほうがいいよね。
まあでも最近の若い人は優秀だから
忠告できない年長者のことなど
とっくに見抜いて自力で成長している
ような気もする。
では良い休日を!
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