木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2020/05/03(日) 12:10 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 792 入れ子日記「魅惑の世界」 | 144 |
2020年5月3日
こんにちは。木村タカヒロです。
昨日の入れ子日記の入れ子の中身が
「続きはまた明日」で
終わっていたので今日も入れ子の
中身の続きを入れ子にして入れ子日記を
更新したいと思います。←意味不明!
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2018年5月3日
おはようございます。木村タカヒロです。
昨日の続きです。
快画の快は、「ああ気持ちいい」
という高揚感からくる気持ちよさではなく、
どちらかというと、
「無」の気持ち良さに近いです。
ワークショップではよく、
野球のホームランに例えて説明します。
野球の試合でホームランを打つと
気持ちいいです。
でも、打つときに「あー気持ちいい」
なんて叫んでたら、ホームランは打てません。
打つ瞬間というのは無意識状態です。
その状態をあとで思い出したときに、
「打った瞬間、気持ちよかったなあ」となる。
快画も同じです。
描くときに「あー気持ちいい」とは感じません。
来た球に無心でバットを当てるように、
見えるものを自動的に紙に記録します。
目的はヒット(良い絵)またはホームラン(傑作)。
目的達成のために、無になるのです。
芸能人の絵は、美醜のせめぎあいが
ないところが鼻につくんだよなあ。
気持ち良く描いてるだけだもんなあ。
なんてことをブツブツつぶやきながら、
ふと、あることに気がつきました。
「気持ちいい自分」を晒し、
それを見た人が「いいね」と喜ぶ。
フェイスブック……。
気持ちいい人を見て、
自分も気持ちよくなる。
僕が気持ちよさげに
じたばた泳ぎしているところも、
動画にして投稿すれば、
いいねがつくかも(つくわけないっ)。
もしかしたら、
美醜のせめぎあいをするまでもなく、
もはや「すべてが美しい」という
スバラシイ時代が到来したのかもしれません。
また、いくら美だの良い絵だの
言 ったところで、他人から見たら、
ただ「気持ちいい」を晒しているようにしか
見えない可能性もある。
みんなが自由にそれぞれの「気持ちいい」を
発信し、それを周りの人が気持ちよくシェアする、
という、すべてが美しい世界……。
だとしたら僕はなおのこと、
敢えてそれらを疑って、絵のなかで
美を探求するゲームに興じたいと思うのです。
快画のワークショップをたくさんやり、
ぜんぜん描けなかった人が
急に描けるようになる様子を目の当たりにして、
絵を描くことはもともと人間に備わった能力
だということがわかりました。
快(=無)状態になれば誰でも描ける。
しかし、
「気持ちよく描けた」
「簡単に描けた」
「 魂が解放された」
というのは、単にスタートラインに過ぎず、
その先にあるシビアな美醜の世界に
飛び込んでからのほうが、
絵はますます面白くなります。
ですから、
「気持ち良く絵を描いてはいけないのですか」
という質問に対しての答えは、
気持ちよく描いてオッケー!
なんだけど、
その先には魅惑の世界が待ってるよ。ふふふ。
と付け加えたいです。
以上です。
なんだかまとまりがなくなりましたね。
また書きます。
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