木村タカヒロ日記 バックナンバー
日時 | タイトル | 配信数 |
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2020/05/30(土) 13:30 | 【木村タカヒロ日記】Vol. 819 木村工房物語9「3人体制スタート」 | 143 |
2020年5月30日
こんにちは。木村タカヒロです。
もうちょっと続けます〜
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GYAOのキムスネイク番組は、
予定通り半年で終了した。
このタイミングで
スタッフも解散のはずだったが、
女子二人はそのまま残り、
キムスネイクのメンバーとして
制作を続けることになった。
バブリーなマンションから
コンパクトな部屋に工房を移し、
3人体制のキムスネイクが
スタートした。
ベストハウスの仕事を継続しつつ、
新たにWEB広告やテレビなどの
スポット案件を受注するようになった。
また、ブランディング強化を図ろうと、
オリジナルコンテンツを増やしていった。
その一環としてはじめたのが
バーチャルタレントの量産だ。
それまで10人程だったキムスネイクの
キャラクターを100人制作することにした。
締め切りを設定して毎週一人ずつ
キャラを増やしていった。
僕が絵を描き、三人で名前、性格、
プロフィールを考え、
三好がアクションをつける。
キャラが完成すると、サイトに掲載していった。
(結局108人まで増えた)
https://cargocollective.com/kimsnake
松本は、キャラを見て想像が膨らむと、
物語を書いた。
https://www.kimsnake.jp/yaya-story/
(僕のお気に入り)
クライアントワークでは、
先方とのメールのやりとりや
スケジュール管理、そしてアイテムの
描き作業を松本がやり、
三好はキャラのアニメーション、
僕は全体の構成や背景のデザイン、
動画編集を担当した。
スケジュールがタイトな案件も多かったが、
火事場の馬鹿力で乗り切った。
外資系広告代理店の
自社紹介ムービーの仕事では、
社員60名分のキムスネイク化を
松本は3日ほどで仕上げた。
松本はどんな状況においても、
スイッチさえ入ればマシーンになれた。
気分によって作業が停滞することがなく、
動き出したら完成するまで止まらなかった。
三好はどちらかというと短期集中タイプで、
有りえないスピードで仕上げたかと思うと、
たまにフッと手が止まることがあった。
3人で打ち合わせ中にも、突然、
目は遠くをみつめ、何を聞いても返事がなく、
抜け殻のようになる。
はじめは驚いたが、定期的に起こるので、
僕と松本は次第に慣れてきて
「あ、いまアッチに行ったね」と確認しあい、
三好が戻ってくるのを待った。
きっと作業中も時々アッチに行って、
チャージするのだろう。
パワーアップした三好は、
いつも土壇場で凄い動きを生み出した。
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つづく
良い週末を!
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